綾瀬はるかが出てきたところ以外全部本当
残業が長引いて最寄駅に着いたのが23:00過ぎだった。
他の営業所の応援だったので普段使わない電車通勤で、最寄駅の周りには飯屋なんてないのでコンビニで割引の付いたおにぎりとパンを買って済ませた。野菜も取らないととか思って野菜ジュースを買ってみたけどありがたみを実感したことは一度もなく、そんな手軽なものと思い込みに騙され続けるのだろう。要するに、一生牛丼屋で紅生姜を食いまくって野菜のバランスを取り続けようとする人間なのである。
駐車場の縁石に座っておにぎりを食べてたら胸をつっかえてしまって、野菜ジュースで流しこんだ。突然おばあちゃんの握ったおにぎりをでいつも胸をつっかえていたのを思い出したのだけど、コンビニのおにぎりが美味しいと思わなくなってしまったのはいつからなのだろうと、何故かそんなことを考えてしまった。昔はご馳走だった外食も今では手作りの美味しさが恋しくなったり、昔は厳しいなと思ってたおばあちゃんがふと思い出されてほっこりしたり、少しずつ好きなものが変わっている自分に確実な時の流れを感じる。
人通りの少ない夜道でぼんやり思いふけっていると色んな記憶が思い出されてくるもので、
下北沢駅前で始発を待ちながらはしゃいでたらパンツの中に知らん人から千円札をねじ込まれたり、
酔って殴った部屋の壁に大きな穴が空いたけど火災保険でなんとかなったり、
ロケット花火で燃やされた部屋の床はどうにもならなかったり、
友達が彼女に振られたので励まそうと思ったけどうまくいかなかったので最終的に坊主にしたり、
怪しすぎるビジネスの講座に間違えて参加したら誘ってきた人が講座中に寝てたり、
学生のときにバイトしてたホテルに泊まりにきてた自称霊媒師のお客さん、朝めちゃくちゃ早い時間にお祓いするからたしか出禁になったんだけど今は何してるんだろう。元気かな〜
明日もいつもより朝早いなと思いつつ帰宅すると綾瀬はるかがおかえりと迎えてくれたんだが、全部シカトしてトイレットペーパー買い忘れたから間違えてうんこしないように気をつけながらこれから寝る。